中国・杭州「第九」演奏会 大盛況に終了

2012年8月12日(日)炎暑の中国浙江省、今年静岡県と友好提携30周年を記念して、杭州市街にある杭州劇院ホールにおいて静フィルと県下アマチュアオーケストラ連盟からの有志に、浙江省のプロオーケストラ浙江交響楽団からの奏者の合同オーケストラ(80人)と、静岡混声合唱団「ひびき」、伊豆新世紀合唱団ほか県下合唱団から及び現地上海などから応援に駆けつけたメンバーと杭州市のプロを交えた混声合唱団(65人)による「ベートーベンの第九」を演奏しました。

台風11号の影響で上海空港が閉鎖されたため一日遅れの出発となるという逆風の中、三河正典マエストロの熱い指導の下、三日間にわたる合同リハーサルにより、言葉の壁を越えた音楽の世界で一つになるという経験をとおし、本番では息のあった演奏に、会場を埋め尽くした聴衆からは楽章ごとに拍手があり、これも中国の人の素直な感情の表れだと思いますが、最後はブラボーと拍手喝さいの嵐となりました。

当初の予定より大幅に少ない人数の合唱団でしたが、素晴らしい迫力で4人のソリストとともに心が伝わる第九の演奏でした。参加された皆様と浙江交響楽団、静岡県及び文化庁のご協力に感謝いたします。

 
浙江日報に記事が掲載されました。原文はこちら 
    ≪日本語訳≫      
 浙江省と日本静岡県との友好提携30周年を記念して今晩
 省政府輅外事辦公室、省文化庁主催で盛大な音楽会が杭州劇院で挙行された。
 
 今晩の音楽会は、静フィルと静岡県下合唱団の100人近い出演者と浙江交響楽団との共演です。
浙江、静岡、両地の音楽家は、ベートーベンの第9、チャイコフスキー等の名曲を上演しました。これは今年4月に 浙江省代表団が訪日して静岡県、浙江省友好提携30周年記念式典を行った事に続き、両省県が一緒に行った大規模な文化交流活動である。

静フィルは創立1997年現在団員110名、楽団は県民に幅広く喜ばれ愛されています。中国、米国、及びヨーロッパで公演し夫々成功を収めています。静岡県合唱団は、“静岡混声合唱 HIBIKI” “伊豆新世紀合唱団”が主体で静岡県が行った“浙江省でベートーベンの第9を歌おう”との呼び掛けに応募した県民で構成されている。合唱団員達は、日々の練習、と口ぐちに励ましあい、努力し苦楽の多い日々を経てこの杭州の演出を成功させました。
指揮者は、東京芸術大学、東京音楽院研究院で指揮を教えている、三河正典先生。彼は、第4回イタリア国際歌劇指揮コンクールで特別賞を得ています。

150名近い両国の芸術家が淅江音楽庁で3日間強化練習をし、協同で演奏を成功させました。

2 Responses to “中国・杭州「第九」演奏会 大盛況に終了”

  1. 稲村隆弘(弥勒魁) Says:

     この写真は違うのではありませんか?
     いくらなんでも合唱団がこんなに少ないはずはない。
     3段に並んでいましたよね。

  2. 稲村隆弘(弥勒魁) Says:

     写真を拡大して眺めたら,間違いではない,ことは確認できましたが,こんどは適正尺度でプリントアウトできません。
     どうなっているのでしょうか。

Leave a Reply